リモート授業について思うこと
洋画コース教員の下城です!
このブログの管理人でもあります。今後教員で交代しながら洋画コースの様子をお伝えしていきます。
さてさて・・・
昨年突如始まった「コロナ禍」
洋画コースでも昨年は短い期間ではありましたが「リモート授業」を余儀なくされました。
比較的短期で済みましたが、本来はアトリエで対面でモチーフに向かい、教員と学生が対話を通して学ぶのが美大の本来の姿です。
しかし物事には必ず正と負の面があるように、このリモート時期でこそできることはないか?
を模索してきた1年でもありました。
そこで毎回のリモート授業の最初に作家の視点で画家やこれまでの絵画史を語るシリーズをはじめました。
写真にあるのは「ルシアン・フロイト」です。
最近読んだこの本「ルシアン・フロイドとの朝食」
非常に衝撃的な内容で、もちろんフロイドって只者じゃないだろうな(笑)・・・ぐらいに予測していたけれど、そのはるか斜め上を行く凄まじいエネルギーを持った画家だったようです。
この本によるとマフィアとの繋がりや、有名な画家ベーコンとの友情(愛情?)など
大変興味深い内容でした。
この画家を紹介するシリーズはこのように画家の人となりや、人生、もちろん作品や作風、技法論まで含めた雑多なものですが、美術史の専門家ではないからこそできると自負(笑)し
私も楽しんで行っています。
フロイド以外には、
クリムトやナビ派の紹介、ロマン主義と自然主義の対立についてや、ラファエル前派の日本への受容などなど。。。。
学生の皆さん楽しみにしていてください!
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